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1.始動
MC-1は、折りたたんで転がせる機構が、すばらしい。MC-1cpは、折りたたみ機構に、カプレオの走行性能がプラスされて、世界最高レベルの折りたたみ自転車に仕上がっている。両者を乗り較べているうちに、ふと、考えました。 「MC-1の良さは、折りたたんだ状態で水平になる、80kgの重量にも耐える、あの堅牢な荷台だ。MC-1cpでは、その魅力的な荷台がオプションになってしまっている」 「16インチでは、走行性能に物足りなさがあり、20インチは、取り回しのし易さで、劣る」 そこで、頭に浮かんだのは、 「標準モデルに、18インチのタイヤを履かせたモデルが、あったらいいのに。」でした。早速、MLにこの考えを投稿しました。下記が、その内容です。
投稿188 日付3/31 私は、昨日、MC−1cpで、15km位走行しました。 感想として、標準のサドルが固いせいか、地面からのショックが気になりました。 走行性能は、ピカ一ですね。ただ、9段もあると、どのギアを使ったらいいか 難しいです。 今日は、一転して、MC−1標準モデルで通勤しました。ハンドル支柱を、 軽量固定のものに交換しているので、ハンドルの位置がだいぶ下がり、走行時の 安定性が増しました。 標準モデルでも、走行性能は、なかなかです。むしろ、取り回しのしやすさとかを 考えた場合、こちらのほうが、私には合っている気がしました。
両機種に乗り較べてみて、感じたことは、タイヤサイズについてです。16インチ は、 小さく見えるのと、走行性能が出しにくいですし、20インチだと、折りたたみ時に 大きく感じます。そこで、18インチのMC−1というのは、駄目でしょうか? BD−1と真っ向勝負になりますが、16インチの取り回しのしやすさと、20イン チの走行 性能を両立するサイズ、18インチのMC−1が、あったらいいなと、思いました。
そのことについて、皆さんの意見が聞きたいです。
それに対して、yoshiえ?さんという方から、以下のような意見を頂きました。
投稿193 日付4/2 最後にHajime Nakatomiさん提案の18インチのMC−1ですが、納得のいく 性能で7万円台におさめてくるなら(と、初心者とはいえ勝手に決めてしまう) なにがどうでも、わたしは迷わず買います。20インチは大きすぎて輪KOL Oすると、なんか折りたたんだ車椅子を転がしているような気が、、、。
心強く感じた私は、社長を「ヨイショ」して、18インチモデルの開発をしてもらおうと、下記のような投稿をしたのでありました。
投稿200 日付4/2 Capreoモデルは、走りの性能と重量を追求して あの形になったと思いますし、コストパフォーマンスも、他の追随を 許さないのですが、やはり、荷台がオプションというのと、転がすには 大きく感じるところが、私にとって不満点でした。 価格も7万円台になれば、標準モデル、カプレオモデルとの棲み分けは 十分出来ます。日本でただ一つ、自転車が自由に作れる会社、 村山コーポレーションに、期待です。
ところが、村山社長の考えは、違っていました。
投稿199 日付4/2 18インチ? 14インチ? 皆様の意見を興味深く見させていただきました。 今後、新機種を開発するのは間違いありませんがどの方向を 目指すのか検討しているところです。 皆様の意見も、十分考慮したいと思います。 おそらく日本で今一番自由に自転車が造れる会社に なったのではないかと感じています。 ただ、はっきりしているのは、既存機種と同等のものを 開発することはありません。 必ず既存機種を超えなければ、村山が開発する意味が無いと 考えています。
ここで書いている、既存機種というのは、標準MC-1でもあり、また、18インチのBD-1でもあるわけで、実際、18インチモデルが発売される可能性は全くないことが解かりました。 「こうなったら、自分がするしかない!」と、決心しました。こうして、18インチ化プロジェクトは、4月の初め、スタートしました。
2.第一の問題
予算をかけたくないので、ハブは前後共、現在のものを流用することにしました。
@タイヤ、チューブをリムから外し、スポークをばらし、18インチのリムを入手。 Aハブ、リムのサイズを測定して、スポーク長を計算し、スポークの加工 Bリム組み Cタイヤ、チューブの取付
上記で、4月が過ぎていきました。
さーて、組みあがった。本体に取り付けてみるか。
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左写真のように、前フォークに、ぶつかります。サイズが違うので、当たり前。
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後ろは、ブレーキ取付の横棒にぶつかる
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後ろは、ブレーキ取付部を切断し、カプレオモデルのように、アーチ上部に取り付けることにしました。問題は、前です。 フォークの交換しかないという結論に達し、、村山社長の厚意で、20本限定で、台湾で生産してもらえることになりました。
3.第二の問題
前フォークが届く前に、後ろだけでも仕上げておこうと、ブレーキ取付部を切断して、タイヤをはめて、アーチ上部にブレーキ取付穴を空けました。ところが、ブレーキが正規の向きでは、ぶつかって取り付かない!
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反対向きに取付けることで、解決しました。ブレーキシューがリムに届くように、穴の角度にも、工夫が必要です。
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4.キャスターの交換
タイヤサイズが大きくなった分、荷台が前に傾いてしまうと考えられるので、キャスターを、大きいものに交換することにしました。 MC-1標準のキャスターは、直径32mm。これは、16インチのタイヤでもちょっと小さく感じていました。上のサイズとして、40mm、50mm、65mmのサイズがありますが、50mmが、一番最適でした。
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左から、 MC−1標準の32mm 50mm 65mm
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MC−1標準のキャスターの穴径は、ユニファイ細目ネジ3/8(JIS/ISOのM8くらいのサイズですが、ピッチが違います)で、上のサイズのキャスターは、そのままでは付きません。そこで、10mmのドリルでネジ穴を潰し、タップ切りで、M12のサイズのネジ穴を作りました。これで、40mm〜65mmの、どのサイズのキャスターでも付くようになりました。
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タップ切りとオイルです
10mmのドリルでネジ穴を潰し、タップ切りで、M12のサイズのネジ穴を作りました
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装着した50mmのキャスター
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5.最大の難問
6月22日、やっと18インチ用のフォークが、到着しました。早速、交換して、18インチのタイヤをはめ、折りたたんでみました。すると、2つの大きな問題点が発生しました。
@折りたたんだ時、後ろタイヤが本体の板に干渉して、タイヤが回らない。 A折りたたんだ時、前輪、後輪の高さがうまく合わず、自立しない。
すぐに社長に相談して、@は、タイヤを細いものに交換すれば、なんとかなりそうだと解かりました。 Aは、折りたたみ時に、前タイヤを巻き込まずにそのまま折りたたみ、タイヤの間隔を空ける事で、なんとかバランスを取れるように出来そうですが、問題は、取り付け金具です。ホームセンターを物色して、何かいい案がないか、考えました。 考えること2時間、私の目にふととまったもの、それは、矢崎化工のイレクターという部品です。イレクターを加工して、取付部品を作成、色もMC−1本体にマッチしたシルバーに塗装しました。
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フォークに引っ掛けて固定します。 かなり安定しています。
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タイヤの間隔が、少し空きます
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取り付け金具は、折りたたむことが出来ます。
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5.完成〜そして今後について
18インチモデルは、入手出来るフォークの数の制限で、限定20台となっています。そのうち1台は、yoshiえ?さんに収め、もう一台は、自分用として使うので、残り18台です。しばらく、yoshiえ?さんに使用してもらって、折りたたみ時接合部の耐久性や使用感に問題がないことが解かった時点で、販売したいと思います。 それまでに、カセットの交換も検討してみたいと思います。
18インチ化プロジェクトその後に続く

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