MC-1Aシリーズ

 

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1.初めに

 村山コーポレーションが、満を持して出した、新しいMC-1シリーズ、それが、このMC-1Aシリーズです。全部で2モデルです。外装7段変速のMC-1A7(エムシーワンエーセブン)と、小径車用コンポーネントとして有名なcapreoを搭載した、外装9段変速の、MC-1Acp9(エムシーワンシーピーナイン)です。
 従来のMC-1シリーズとの違いを見ながら、その特徴を見て行きたいと思います。

2.サドル、グリップ

 サドル、グリップ共、従来モデル(MC-1cpは除く)はお世辞にも快適とは言えない貧弱なものであったが、今回のAシリーズでは、大幅な改善がされている。まず、サドルは、コンフォート系のクッション性があるタイプになっている。グリップは、皮製の風合いがあるグリップになっていて、快適である。(写真をクリックすると拡大します)

3.ブレーキ

 従来モデルは、カンチブレーキであったが、今回のAシリーズではVブレーキが採用された。ブレーキ性能が、かなり良くなっています。Vブレーキは構造がシンプルで、メンテナンス性も高く、また、重量も軽く出来るので、小径車にぴったりと言えます。(写真をクリックすると拡大します)
 

4.ギヤ(リヤ)、シフター

 従来のモデル(MC-1cpは除く)は、最小12T〜最大21Tの5段ギヤでしたが、今回のAシリーズでは、外装7段変速のA7では、最小11T〜最大28Tと、段数と幅が大幅に広がりました。(ギヤは、シマノ製のMF-HG50です。)
シフターは、従来のグリップ式シフターから、シマノのレバーとボタン式に変更。非常に快適になっています。
(写真をクリックすると拡大します)

 Acp9は、MC-1cpと同様、シマノのcapreoを採用しています。(写真をクリックすると拡大します)
 

5.ギヤ(フロント)

 従来のモデル(MC-1cpは除く)は、フロント52Tのシングルでしたが、今回のAシリーズも、52Tのシングルギヤを採用しています。チェーンガードが、従来のモデル(MC-1cpは除く)では、プラスチック製でしたが、今回のAシリーズではギヤと一体の金属性になっています。capreoモデルのAcp9のほうも、45Tのcapreoを採用せず、敢えて52Tを採用。走行性能を重視しています。(写真をクリックすると拡大します)
 

6.タイヤ

 従来のモデル(MC-1d,MC-1cpは除く)は、16×1.5のタイヤでしたが、今回のAシリーズは、16×1.75のタイヤを採用しています。理由を村山社長に聞いたところ、「乗り心地」を重視したそうです。(Acp9は、MC-1d,MC-1cp同様、PRIMOのCommetを採用しています。)

7.フレーム

 従来のモデル同様、フレームの剛性には非常にこだわっています。特に、今回のAシリーズでは、ハンドル周りにアヘッド形式を採用。従来のMC-1シリーズより、剛性がアップしています。
(写真をクリックすると拡大します)

 従来のモデル同様、塗装は一切せず、アルミの素材本来の良さを引き出す為に、磨いています。この、ポリッシュにもランクがあって、今回のAシリーズでは、Aクラスのポリッシュを採用しています。

8.使い勝手

 今回のAシリーズは、従来のMC−1シリーズより、使い勝手が悪くなった点がいくつかあります。

@折りたたみの手順が、ハンドルを畳む場合と畳まない場合で違う。
折り畳み方は、こちらから

A畳んだ後、MC−1シリーズのように、スマートに自立しない。
 ハンドルを伸ばした状態では、一応自立する(写真をクリックすると拡大します)
 

 チェーンリングを保護するために、シートポストを下まで下げなければならない。(写真をクリックすると拡大します)

Bスタンドが、オプションになった。
 

C接続金具が従来と同じであり、耐久性、使い勝手の点で改善されていない。(写真をクリックすると拡大します)
(この点は、MC−1ショップのオプションにて対応可能)
 

Dなにより、折りたたみ時チェーンを跳ね上げる機構がなくなった為、転がすことは一応出来るが、1方向だけにしか転がせなくなった。

9.まとめ

 以上、見てきた通り、MC−1Aシリーズは、MC−1シリーズの後継機種ではなく、全く違ったシリーズであることが解かります。まとめると、

MC-1シリーズ  − 輪行を手軽に行なえるモデル(使い勝手重視)
MC-1Aシリーズ − 高速での安定性能を追求したモデル(走行性能重視)

といった棲み分けになると思います。

 MC-1Aシリーズは、車に積んでの旅行がメインの方には、かなりお勧め出来ます。同じ価格帯の小径車に較べ、そのフレームの剛性や各部の作り、乗り心地を見た場合、かなりお買い得な自転車であると言えそうです。
 7段モデルのほうでは、初めてオープンプライスを採用しています。いい自転車を、より多くの人に使ってもらいたいという、村山コーポレーションの、このモデルにかける思いが、強く感じられます。(2007.5.2 himajime)

 

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